「ブラックティー」渋すぎるぜ - 2016.05.26 Thu
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京阪園芸の前身、京阪ひらかた園芸企画株式会社バラの育種を行った
岡本勘治郎氏が1973年に産み出したのがこの「ブラックティー」です
岡本氏が薔薇育苗かとして京都伏見に「桃山花園」を開園したころ
世界の情勢は変換期を迎えていました時代は第二次世界大戦へ、
せっかく築いたバラ園もイモ畑になるなど戦争はバラの世界にも影響していました
イギリスやドイツ間でも薔薇を密かに避難させたりしてましたからね
岡本氏も軍の園芸講師として従軍しながら、多くのバラを山の手に密かに移植・避難させ、
日本のバラ界の「萌芽」を守り抜いたそうです
開き始めは青みがかり、だんだん開くにつれてきれいな朱赤色がのってきます
とコメントされてますが、このように咲き始めからなんとも渋いでしょう
上品な口紅を思わせる色合いです
気温によって花色が変化し、夏の時期は燃えるような朱色
秋にはアンティークな紅茶色になります。
秋の美しい花が特にすばらしく花びらはビロードのような美しさで
ティー系のよい香りです。